FRBが言っていることは本当か?
冥冥:そもそも、インフレってそんなに簡単に収まるのかって?
まどか:そうだよね。
冥冥:アメリカのインフレについて色々調べたのでそのことを解説するね。
まどか:ラジャー(‘◇’)ゞ
冥冥:1980年代にアメリカはひどいインフレに陥り、当時のFRB議長のポール・ボルカーさんは急激な利上げに踏み切った。議事録には、「今回かなり大幅になるかもしれないインフレに対処しない限り、私たちは信頼性に深刻な問題を抱えることになる」と綴った。FFレートは最終的に、インフレ率より約5%高いものとなり、厳しい景気後退を招いたが目的は果たされイン、フレはまもなく落ち着いたんだ。
まどか:そうなんだボルカーさん聞いたことある。
冥冥:下のポリシーギャップを見てよ。
まどか:うん、確かに80年代にグレーの部分が少なくなっているよね。
冥冥:そう。
まどか:で、ポリシーギャップって何?
冥冥:下の図のグレーのエリアがポリシーギャップで、それは実質FFレート(FFレート – 実質コアインフレ)これは白いいラインで実質インフレ率これは黄のラインだよ。
まどか:そうか、それがどうしたの?
冥冥:簡単に言うと、差が開きすぎるとインフレ率は収まりにくいし行き過ぎているって事。これを現状と比較すると。
出所:Dan Morehead氏Twitter
まどか:うん、うん。
冥冥:パウエルさんは、超売り手市場の労働市場のおかげで、経済は非常に好調であるし、ミシガン大学の調査により消費者はこの先5年間でインフレ率が2.8%と見込んでいる。これは6月の3.1%より下がっているからインフレは収まりつつあると説明している。よって今回はFFレートを0.75%引き上げ事とし、年内は金利が3.4%とまで上昇するとした。また、インフレは5.2%と予測している。
まどか:なるほど、上手くコントロールできるって事ね。
冥冥:いやいや、ポリシーギャップを解説しているダン・モアーヘッド氏やエコノミストはそんなに上手くいかないとと指摘している。
まどか:議会への忖度?中間選挙もあるからね。
冥冥:まあ、そうならないことを祈るけどね。
まどか:でも、日本市場は堅調だと?
冥冥:円安で企業業績もいいからね。
まどか:冥さんの予想だと右肩下がりのレンジ相場だと???
冥冥:うん、それは変わっていないよ。これほど円安になるとは思わなかったけどね。
まどか:そうなんだ。
冥冥:じゃ次回はこれからの日本市場について解説するね。
まどか:ラジャー(‘◇’)ゞ