Dr.Tのちょっと一息Ⅵ

ブラックスワンについて。

 

地震を予知するということは、地震の起こる時、場所、大きさの三つの要素を精度よく限定して予測することです。例えば「(時)一年以内に、(場所)日本の内陸部で、(大きさ)マグニチュード5の地震が起こる」というようなあいまいな予測や、毎日起きているマグニチュード4程度以下の小さな地震を予測するような場合はたいてい当たりますが、それに情報としての価値はあまりないと考えます。少なくとも「(時)一週間以内に、(場所)東京直下で、(大きさ)マグニチュード6~7の地震が発生する」というように限定されている必要がありますが、現在の科学的知見からは、そのような確度の高い地震の予測は難しいと考えられています。』(気象庁のHPからの転記)

これまで、相場解析について話しましたが、地震と金融相場の予測は似通った部分があります(解析方法は違います)。↑の下線部は一般的な相場予測で、赤文字の部分もしかりです。勿論、地震に思惑は関係しませんが似たような動きを感じます。

さて、ブラックスワンに話を戻すと、

地震:150年間隔で起こる大地震

相場:10年間隔で起こる大暴落(自然災害は含まない)

どちらもピンポイントでの予測は難しい(だからブラックスワンなのですが)ですが、予兆を感じることはできます。株式相場の年間上昇日数と下落日数の比率を計算すると、年間で上昇した年も下落した年も比率はほとんど変わりません。どちらも上げ下げを繰り返してトレンドを形成します。次回話しますが、この繰り返しにより溜まったエネルギーも重要なファクターになり、それに外部要因がトリガーとなり大暴落が発生します。平成のバブル崩壊・コロナショックの共通点を思考すると、どちらも前兆があったのです。前者は、総量規制や公定歩合が半年ぐらいで6%ぐらいになった(記憶が間違っているかも、、、)など。後者は、1月末には、コロナも日本に上陸していた、そしてアメリカに伝播し2月末にクラッシュしました。約1カ月の間に対応できなかったのか?1月末にはコロナ関連株が思惑で

値動きが激しくなり始め、市場には警戒感が出始めましたが、楽観しているのかそんなに荒れず、急にNY市場で下落が始まり連鎖的に世界同時株安すなわちクラッシュが起こりました。よって、結論は予測可能であり、十分対応できるのです。ここでは、細かい戦略やヘッジの話はしませんが、現段階ではAIより人類の方が変化を身もって感じていました。

 

おまけ:

膨らんだ風船は必ず萎む

1年ぐらい前から話題となっている恒大集団について少し話します。ご存じ中国の不動産デベロッパーです。ここが、デフォルトするのではないのかとの懸念ですが、そもそも30兆円の負債があり、中国政府の規制を鑑みるといずれデフォルトする事は間違いないでしょう。また、30兆円程の負債があるデベロッパーがあと3社ある事も驚きです。仮にデフォルトすると経済に対するインパクトはかなり大きいと思われます。正確に計算できませんが、少なく見積もっても日本のバブルの時のインパクトよりも大きいです。ただ、インパクトの吸収方法は色々考えられるので正しい中国政府の対応を信じています。また、ロイター通信のニュースで中国政府がジョージ・ソロス氏のことを悪魔であると意味の声明を発していることも気になります。これは、ソロス氏が米国のヘッジファンドが共産主義の国に大量に投資していることに懸念を示している事に対する反論です。これは、現在の金値余りの状況を表す一つ結果です。勿論、正しい投資判断だと思いますが。

投機はいずれ崩壊を呼びます。投資は生活の糧となりますが。

 

次回からは具体的な戦略を解説します。

 

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